2007年07月10日

ペット葬儀・ペット火葬を扱う施設

今まではペット葬儀・ペット火葬を扱う施設が少なく、ペット葬儀・ペット火葬の存在すら知らない人も多かった。このため、役所や自治体でペットを引き取ってもらうという認識が一般的だった。しかし、役所でのペットの遺体の扱い方は、ペット葬儀・ペット火葬ではなく「一般廃棄物」扱いとなる。ペットの死後は現行の法律上、「モノ」扱いになり、また「一般廃棄物」扱いになるのが現状だ。
ペット葬儀の料金は、業者によって違いがある。料金体系は、ペットの体型によって違う。また、返骨を希望するかどうかでも違う。ペット返骨の場合は、骨つぼ・分骨袋が必要になるので、その費用が必要となる。更に、ペット納骨堂が必要かどうか、そしてその年数によっても価格がきめられている。さらに、個別ペット火葬か合同ペット火葬かによっても料金に差が有る。そして、永代ペット供養をするかどうかでも違う。利用する場合は、実際に電話するなどして必ず確認を取るべきだろう。
ペット葬儀開業地や墓所の予定地が、寺院など既に宗教施設である場合は問題が少ないが、新規にペット葬儀事業に参入しようとすると、必ず起こる問題が地元の反対運動である。地元の条例はクリアできても、地域住民の反対運動などで開業を断念せざるを得ない場合も多々ある。現在、郊外で「犬」に関するテーマパークの開園が続いているが、これらの施設が将来ペット霊園に転用される可能性がある、と言う知られざる事実がある。
ペット葬儀の進め方は、一般的な流れとして、死体の引き取り、個別の焼却、返骨が基本となっている。希望によりこの後、ペット墓地やペット供養施設に収骨して供養を行うペット霊園事業が一体となる例が多い。昨今のペットブームを反映し、異業種からのペットビジネス参入相談中、ペット葬儀、ペット霊園事業に関するものが極めて多い。リゾート開発やゴルフ場の用地として企業に取得された土地のバブル後の活用方法としてペット霊園が脚光をあびた格好になっている。どのような企業にも動物好きの役員が居て、この役員の個人的な経験や発想がひとり歩きしている例も多い。


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Posted by ノブ at 16:26 │ペット葬儀